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「映画館で・・・」

「映画館で・・・」


その日の夜、私は、女装して映画館へ行きました。
それも、成人映画専門の映画館へ・・・。


「映画館で・・・」 -1

※画像はイメージです。
美都崎 里美 さんからお写真拝借させていただきました。
ありがとうございます。


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女装の内容は、ここ最近の定番スタイルです。
あ、今回はアイメイクをキメてみようと、マスカラとアイライナーを新調しました。
アイメイクって難しいけど、楽しいですよね。
アイラインを入れて、シャドーを塗って、ビューラーでまつ毛を巻き、マスカラでボリュームアップ。
アイメイクが決まると、何かすごいなぁって思うんです。すごく【変われた】感じがするんです。
でも、メイクについては、また別に話をさせてもらうことにして・・・。

さて・・・。女装して初めての映画館です。それも・・・Hな映画の。
途中でトイレに入って抜いたりせず、どこまで耐えられるんだろう・・・?
そんなことを想像していました。
ただでさえ、恥ずかしい女装姿なんですからね。どんな気持ちになるのか・・・?

それから、女の人って、あんまり成人向けの映画なんて見に行かないじゃないですか?
そんな場所に、女装して入ったら、結構目立って、みんなこっちを見るだろうな・・・。
暗がりで、人目で女装とは分からないだろうから、どんな女だ?とか思うんだろうな・・・。

そんな風に、想像世界はどんどん広がります。
きっと、すごく興奮するんじゃないかと、ワクワクしました。
興奮したら、その勢いでもっと恥ずかしいことができちゃうんじゃないかと思いました。

それから・・・
その何日か前に、ネットで見たある記事のことも少し期待して。

それは、ある男性の高校生の頃のエピソードで、成人映画専門の映画館に勇気を出して入ったら、
オジサンに声をかけられて、その場でフェラチオをされてしまった・・・という内容でした。

お話としては、男性×男性のものですけど、私が気になってしまったのは、

【成人映画館でフェラチオ】

というシチュエーションです・・・。

確かに、成人映画を見て、みんな多少なりともHな気分になっているわけだし、
もしかして、もしかしたら、誰かに声をかけられたりするかもしれない・・・。

そして、私が夢想したのは・・・フェラチオされる自分でなく、フェラチオをする(させられる)自分の姿でした。

女装をするようになって、いつも夢見てきたことは、女の姿で辱められることです。
もちろん、私は男で、女装だって、よく見ればすぐにバレる程度のものです。
じっと見られなくたって、この野太い声を出したら、すぐに男だと分かってしまうんです。
だから、女としてではなく、女装して街をうろついている変体野郎として辱めをうけるのだって構いません。
でもとにかく、女の姿で、女の自分でいるときに辱めを受けたいのです。

女装をしているだけでも、私はすごく変態的なことをしていると思っています。
その上、辱めを受けるなんて、何て恥辱的で、インモラルで、そして気持ちがよさそうなんでしょう!
考えただけで、そう・・・力が抜けそうになるぐらい、です。

フェラチオは・・・一度、やってみたいなぁ・・・と、ずっと思っていました。
【奉仕させられている】感じが、とてもいいと思います。屈服させられたような感じが。
男のくせに、フェラチオがしたいだなんて・・・。
でも、女装してやるのなら、それは女としてすることですから・・・。
繰り返しになりますが、女装して、男のくせに女としてやるから、変態的で気持ちがいいのです。
私にとっては、それがどうしようもなく、たまらなくイイんです・・・。

あ、何かちょっと語っちゃいましたね(´‐` ;)

でもでも、そんなことって、滅多にあるものじゃないじゃないですか?
それに、声をかけられるってことは、普通に考えれば会話をすることになるわけですから、
私が喋った途端に、相手は私が本当の女ではなく、女装趣味のクソ野郎だと認識するでしょう。
そう認識した上で、なお、私にフェラチオを求める人なんて、現実にいるでしょうか?
いませんよね、普通。

ただ、そんなことがあるかも?って想像するだけで、ドキドキ感は増しますので。
声をかけられたら、どうなるんだろう・・・どうすればいいんだろう・・・
相手はHなことをしたいんだとすると、どんな恥ずかしいことを要求するんだろう・・・

・・・って。
そんなことを考えながら、映画館に着きました。
車を降りると、もう少しドキドキして、勃起しているのが分かりました。
思い切って、映画館の玄関へ。

「映画館で・・・」 -3

※画像はイメージです。
美都崎 里美 さんからお写真拝借させていただきました。
ありがとうございます。


映画館の主人は、ちょっと挙動不審な感じのする(失礼!)オジサンです。
その日は、奥さんでしょうか、オバサンが窓口に座っていて、チケットを売っていました。
私が建物に入ると、オバサンは、ちょっと驚いたように、意外そうに、こちらを見ました。
やっぱり、女の客は珍しいのでしょう。
私はうつむき加減に、黙ってお金を差し出し、お釣りを受け取りました。

エナメルのロングブーツはヒールが高く、172センチの私が履くと、180センチぐらいになります。
随分背の高い女だと思われたかもしれませんが、とりあえず、バレてない感じでした。

まずは化粧室でメイクの状態をチェックし、ヘアスタイルを整えます。
アイメイク、苦労しただけに、まずまずいい感じ。
何とか、女に見えてるよね・・・なんて自分に言い聞かせてみたりして。

そして、いよいよ映画館の中へ・・・。

上映作品は、熟女モノ主体の3本立てでした。
お客さんは、3~4人だったと思います。後ろ姿は、みんなオジサンに見えました。
私は、中ほどの入口から入り、いちばん後ろの中央付近の席に座りました。
歩くと、その場にはいかにも不似合いなヒールの音がコツコツと響いたので、
女が来たのか・・・?と、多分、みんな思ったでしょう。私には、そんな風に見えました。

やっぱり、女にとっては、何か場違いな感じ・・・。
でも、そんな状況は、さらに気分を高ぶらせてくれます。
スクリーンからは、女のあえぎ声。

あぁん、いゃん・・・くぅっ・・・いゃぁぁ・・・・!

女の姿で、成人映画を見るのは初めてでしたが、やっぱり、普段とは違う感じがしました。
普段から、女の人に憧れ、女になりたい・・・と思っている私です。(それは決して叶わぬ夢ですが・・・)
アダルトビデオを見る時だって、女を犯す男優でなく、犯される主人公の方に自分をダブらせて、
あんな風にされたらどんなに気持ちがいいか・・・と思いながらオナニーをしています。

それが、今日は自分も女(の姿)なのですから。
余計にいやらしい気持ちになっているのが分かりました。
同じようによがりたくなってきて、だけどバレてはいけませんから、何かモジモジしているみたいに、
ショーツの上から亀頭を騙し騙し刺激するような、そんなユルイ感じでした。
15分から20分ぐらいでしょうか、そんな感じで映画を見ていました。
気持ち的には、まずまずの盛り上がりです。

その時、1人のお客さんが席を立ち、出口へ向かって歩き出しました。
きっと、もう十分楽しんだのでしょう。いかにも帰るような足取りです。

と、出口近くで、その人がこちらをチラッと見たのです。
私は、その様子を見て取りましたが、スクリーンを見ている風を装っていました。

すると・・・・!

その人は、こちらへ向きを変えたのです。
そして何と、私の隣の席に、腰を下ろしたではありませんか・・・!

一体、何のつもりでしょうか?

私はドキドキしながらも、冷静に考えようとしました。
少なくとも、ほとんど空席の映画館で、敢えて私の隣に座るのですから、
その人が私に何らかの興味を抱いたのは明らかだと思いました。
でも、その人の方を見るのは怖くて、スクリーンを見続けます。

もう、映画の内容どころではありません。
冷静さを保とうとしても、ダメでした。動揺していました。

え?・・・・・えっ??
これって、この状況って、もしかして・・・ええっ!?

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私はそれまで、女装して、誰かと関わったことがありませんでした。
関わったことがないというのは、例えば、女装をしてコンビニやスーパーで買い物をして、
レジ担当の人と顔を合わせ、「○○円になります」「○○円からお預かりします」「○○円のお返しです」
「ありがとうございました」なんて言われたりしても、それはお互いを明確に意識していない関係で、
単なる事務的なやりとりというか、それは、本当の意味で関わったとはいえないことですよね。
もちろん、私は声を出せば男だとバレてしまいますから、女装状態では、喋らなくても足りる、
その程度のシチュエーションでしか、街や人と関わることができないのです。実際には。
そして自分の中ではそれが、女装をする上での、ひとつの限界という認識でした。

もしも、それを超えてしまったら・・・?それは、ギリギリ女に見られている自分ではなくて、
女装趣味の変態野郎、キモい、醜い、男としての自分をそのまま晒すということです。

それは・・・女装した姿を晒すこととは少し感じが違って、相手もマトモな反応はしないと
思いますし、ヘタをすればひどい目に遭わされるかもしれないし、悪くして警察にでも通報されれば、
まさに身の破滅です。それは、絶対に回避しなければならないことです。

世の女装者の中には、女装者だとバレて、変な目で見られることを楽しんでいる人もたくさんいると
思いますが、私にはそこまでやる勇気はありません。

女装を楽しむ上では、【バレたらどうしよう・・・バレたら身の破滅だ・・・】というスリルを楽しむ部分が
少なからずあるわけですが、それは、ある程度の低危険度な状況に身をおいて、最悪そうなるかも・・・
みたいな状況を夢想して楽しむわけで。(徐々に徐々に危険度を増していくのがまた楽しかったり)

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だから、今回のこの状況というのは、私が女装するようになって以来、最大の危機と言えました。
これはヤバイのでは・・・いざとなったら逃げよう・・・という気持ちも、確かにありましたし。

でも一方で、あれほどに夢想した、女装したままでのHなことやフェラチオに発展する状況かも・・・!?
などという、都合のいい妄想も凄い勢いで頭の中に広がりつつあったのです。

結果、私は逃げ出しませんでした。
妄想の方が勝ったのです。私の中で・・・!

間もなく、その人は行動に移りました。

最初に、何気ない風で、小声で時間を尋ねてきました。「すみません、今、何時ですか?」
そこで初めてその人の顔を見ると、30代前半の、ちょっと現場作業員風の人でした。
髪は短めのパーマで、サングラスをかけ、わずかに口ひげをたくわえていました。
服装は・・・よく覚えていませんが、ブルゾンにGパンといった感じだったと思います。
吐く息からは、少しタバコの匂いがしました。

私は声に出して応えるわけにもいかず、ハンドバッグからケータイを取り出し、見せました。
「(午後)7時30分ぐらいですか・・・」
その人は呟きました。単なるキッカケ作りですから、気のないような返事です。

でも、私が抵抗なくリアクションを起こしたことで、その人は手応えを感じたようです。
ひと呼吸おくと、また小声で話しかけてきました。

「あのー。もし良かったらでいいんですけど・・・・、
(スクリーンに映る痴態を目で指しながら)アレ、やってもらえませんかね?」

スクリーンでは、あまり覚えていませんが、女がバックから激しく衝かれて大きく声を上げていたと思います。
短絡的に(Hを要求している?)と思った私は、そこまでするつもりはなかったので、黙って首を振りました。

「ダメですか・・・」
その人はそう言いながらも、まったく諦めた様子はなく・・・
「でも、良かったらやってもらいたいんだけどなぁ、貴女に・・・」
そう言って、股間に手を運びました。

(そうか、抜いて欲しいんだ・・・)
それが分かって、私も少しホッとして、少し状況が見えてきました。
「どうですか・・・?」
また誘ってくるその人に、もう一度わずかに首を振って、微笑んでみせました。

すると、私の表情で「行ける」と思ったのか、
「ここではダメってこと?じゃ、トイレで?」
・・・と来ました。もうすっかりその気になっているようです。
でも、トイレの照明の下では、私の女装もバレる危険性が高いので、それはできません。

私は意を決して、それでも、少しためらいがちなポーズを作りながら、その人の股間に手を運びます・・・。
私の方も、夢にまで見た瞬間が今、現実のものになろうとしているのだと確信して、心臓はバクバクの
状態でしたが、女らしく、つとめて穏やかな素振りで、その人の顔を見ながら、股間に手を置きました・・・!

その人は、ズボンのファスナーを開けると、中から勃起した一物を取り出しました!
これまで映画を見ていたことと、今の状況の興奮からか、ビンビンという感じにそそり立っています。
私の興奮も頂点に近くなりましたが、ゆっくり、優しく、愛撫します。
サテンの手袋をしたままでしたから、滑るような触り心地を楽しんでもらえたかな、と思います。

「手袋が汚れちゃう・・・」
その人はそんな心配までしてくれました。私は何だか、その人がカワイク思えてさえきました。
年もそんなに違わない男性にそんな気持ちを持つなんて、自分でも不思議でしたが、そう思えたのです。

私は笑みをたたえてかぶりを振ると、いよいよフェラチオに移る決意を固めました。
遂に、そのときが来たのです!

その人はズボンとパンツを下ろし、一物を完全に露出させました。
私は竿を握り、まず先端の先走りを舐めました。自分のも舐めたことがありますが、同じような、
少ししょっぱい味がしました。

「映画館で・・・」 -8「映画館で・・・」 -9

※画像はイメージです。
美都崎 里美 さんからお写真拝借させていただきました。
ありがとうございます。


(今、本当にフェラチオできるんだ・・・)

そう実感しました。そして、今度は迷わず、その人のペニスを頬張りました・・・。
歯を立てないように、最初はゆっくりめに、大きくストロークします。
「あぁ・・・最高・・・」
その人も喜んでくれています。私もすごく興奮していました。
その人の先走りと、私の唾液とが口の中に溢れ、私が頭を前後させる度に、ジュボ、ジュボ、と
音を立て始めました。ひょっとすると、他のお客さんも気づいていたかもしれません。
そんな想像が、さらに気持ちを高めてくれたことは、もう言うまでもありません。

私はストロークのスピードを上げました。
ジュボッ、ジュボッ・・・!
さらに音が立ちます。

「あ、あ、最高、イク、イクよ・・・!」
程なく、その人は射精しました。ドクッ、ドクッという感触とともに、口の中に精液が満ちるのが分かりました。

(これが精液の感じ・・・)

今まで、フェラチオに憧れていた私は、自分の精液を飲んでみようと何度も試みてきましたが、
射精の瞬間にどうしても興奮状態が醒め、気分が萎えてしまい、今まで飲むことができなかったのです。
その精液を、それも他人の精液を、今はフェラチオで口の中に含んでいる・・・。

ただ、嬉しかったです。こんなに簡単に、夢が叶ったのですから。充実感が、ありました。

それでも、それを飲むつもりはなくて、でも、ティッシュを用意してもいなくて、口に含んだままいると、
その人は、ポケットからティッシュを取り出し、渡してくれました。
私はそこに精液を出しました。少しこぼれてしまいましたが、本当に、何だか嬉しくて、その人の頬に
軽くキスをしました。その人も照れ笑いのような笑みを浮かべていました。

私は精液を包んだティッシュを持ったまま、バッグを持って化粧室に向かいました。
鏡を見ると、口紅がすっかり落ちてしまっていました。精液をティッシュに出したときに落ちたようです。
また、コートの裾に、こぼした精液が大きな白いシミを作っていました。
服を汚してしまったのは失敗でしたが、夢が叶った証というか、その印のようにも思えました。

メイクと髪を直し、化粧室を出ると、その人はロビーにはいませんでした。
私は再び映画館の中に戻りましたが、そこにもいません。きっと、満足して帰ったのでしょうね。

その後、1時間ほど映画を見続けましたが、ほかのお客さんはただじっと映画をみているだけで、
私のことは気にも留めていない様子でしたので、それで私も映画館を後にしました。

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その日は、その後もJRの駅とかを徘徊しましたが、何だかボーッとしてしまって、放心状態?
だったので、早めに帰りました。家に着くと、いつもよりずっと疲れた感じがしたのが印象に残っています。

これが、私の女装【成人映画館デビュー】にして【フェラチオデビュー】となった、記念すべき、
ある映画館での出来事です。

今は、この体験があまりに素晴らしすぎて、次の映画館スポットを探索中です。
同じところに同じ扮装で行くのも目立つし。でも、成人映画専門の映画館って、少ないですね・・・。
今度も同じ体験ができるとは思いませんが、ちょっと期待して。
でも、それは破滅への第一歩かもしれません。

その辺のスリルがたまらないんですけどね。